
みなさんこんにちは
魔法使い系Vtuberのアヤナです!
今日はレイトレース3Dについて解説していきます。

それでは早速いってみましょう!
スタート!
After Effectsでは3Dレイヤーを出力するレンダラーにはクラシック3Dとレイトレース3Dのレンダラーがあります。レイトレース3Dを使うとハイクオリティな質感で3Dレイヤーを出力する事ができます。
レイトレーシングとは
レイトレーシングとはライトから出た光が物体に当たった時にどのような反射や屈折をしているか自動的に計算し出力するレンダリング方式です。
3Dレイヤーに対して非常にクオリティの高い質感を表現できるので作成する映像に取り入れてみましょう!
レイトレーシングの設定
レンダラーの切替

レンダラーを切り替えるにはコンポジションパネルの右上にある「レンダラー」をクリックします。
「コンポジション設定」パネルを設定する

「コンポジション設定」のダイアログが表示されたら「3Dレンダラー」タブをクリックして開きます。レンダラーを「レイトレース3D」に設定します。


「オプション」ボタンをクリックして、「レイトレース3Dレンダラーのオプション」ダイアログを表示させます。

こちらではレイトレースの画質を調整できます。
「レイトレース画質」の値を大きくすると出力される画質のクオリティが上がりますが、処理に時間が掛かったりパソコンに負荷がかかるので、パソコンの処理能力を考えて設定してください。

次に、「アンチエリアスのフィルター」では「ボックス」「テント」「立方体」と選択する事ができます。「ボックス」が一番アンチエリアスのクオリティが低く、「立方体」が一番高くなります。
レイトレースを応用したテキストの3D化
続いて、レイトレース3Dを使ってテキストレイヤーを立体的な3Dにしてみましょう!
テキストを立体化する前の準備

テキストレイヤーを作成し、3D化したいテキストを入力します。

タイムラインパネルのテキストレイヤーの3DレイヤースイッチをONにします。もし背景のレイヤーなどがある場合はそちらも忘れずに3DレイヤーをONにしておきましょう。
作成したテキストレイヤーを設定する
押し出す厚みを設定する

テキストレイヤーを立体的にするには「形状オプション」の「押し出す深さ」の値を調整します。

「押し出す深さ」プロパティの値を調整するとこのようにテキストを立体的にする事ができます。
3Dレイヤーにライトをあてる
3Dレイヤーの「押し出す深さ」を調整しただけだとテキストに厚みが出ただけなので、ライトをあてて影を作り、より質感をアップさせましょう!

タイムラインパネルにライトレイヤーを作成して追加します。

平行ライトのレイヤーを追加すると、このようにテキストに影が出来てより質感が上がりました。
ベベルを設定する

続いて3Dの形状を変更してみましょう!
「形状オプション」プロパティの中から「ベベルのスタイル」「ベベルの深さ」「内枠のベベルの深さ」を変更するとベベルの形状を変更できます。

ベベルのスタイルは「なし」「角型」「凹型」「凸型」の4つの形状から選択できます。

ベベルのスタイルを「なし」にするとこのように表示されます。

ベベルのスタイルを「角型」にするとこのように表示されます。

ベベルのスタイルを「凹型」にするとこのように表示されます。

ベベルのスタイルを「凸型」にするとこのように表示されます。

ベベルの深さを調整するとベベルの奥行きを調整できます。
レイトレース3Dで質感をアップする
レイトレース3Dのマテリアルオプションでは反射や透明度、屈折率など3Dレイヤーの質感をアップする様々なプロパティが用意されています。
マテリアルオプションを表示させる

3Dテキストレイヤーの「マテリアルオプション」プロパティをクリックして展開します。
マテリアルオプションを設定する
透明度の調整

まず、マテリアルオプションの「透明度」の値を調整してみましょう。値を大きくすると3Dテキストが透過していきます。

「透明度」を調整すると3Dテキストレイヤーがこのように表示されます。
屈折率を調整する

屈折率は透明度を設定している場合の光の屈折率を調整できます。

屈折率を調整するとこのように表示されます。
鏡面強度と鏡面光沢の設定

「鏡面強度」と「鏡面光沢」を調整すると鏡やガラスのような仕上がりになります。

「鏡面強度」と「鏡面光沢」を調整するとこのように表示されます。
これでレイトレース3Dについてについての解説を終わります!

みなさんいかがでしたか?
今日の解説は理解できましたか?
それでは、また次回の講義でお会いしましょう!
それじゃあまた!バイバイ!
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