
みなさんこんにちは
魔法使い系Vtuberのアヤナです!
今日はエクスプレッションの利用について解説していきます。

それでは早速いってみましょう!
スタート!
エクスプレッションとは、キーフレームを使わずにオブジェクトをアニメーションさせたり、ランダムに変化させる事が出来るAfter Effects特有のプログラミング言語です。
今回は簡単なスクリプトの作成と他のレイヤーとプロパティを連携させる方法について説明します!
エクスプレッション記述での注意点
エクスプレッションは次元に合わせて値を記述しなければいけません。1次元の場合は値は1つで大丈夫ですが、2次元の場合はX軸とY軸の値、3Dのような3次元の場合はX軸、Y軸、Z軸の値をそれぞれ定義する必要があります。
それでは、エクスプレッションの記述方法を説明します!
エクスプレッションにスクリプトを記述する
素材を配置する


まず、素材をコンポジションパネル上に配置します。エクスプレッションを使ってこちらの素材の位置プロパティを変化させるスクリプトを記述してみます。
「位置」プロパティを表示して選択する

Pキーを押して「位置」プロパティを表示する
レイヤーを選択し、キーボードのPキーを押すと位置プロパティだけを表示できます。この位置プロパティにエクスプレッションを追加します。
「エクスプレッションを追加」を選ぶ

メニューバーのアニメーションから「エクスプレッションを追加」をクリックします。
すると、位置プロパティにエクスプレッションが追加され、スクリプトの記述できる状態になります。

別の方法としてキーボードのAltキーを押しながら「ストップウォッチ」アイコンをクリックしてもエクスプレッションを追加できます。

このように位置プロパティの下にエクスプレッションが追加されました。
スクリプトを記述する

スクリプトのテキストボックスに位置プロパティの値をランダムに変化させるスクリプトを記述していきます。

テキストボックスに[time*400]と記入するとこのようにエラーメッセージが表示されます。位置プロパティは2次元でX軸とY軸の値が必用なので、記述を修正します。

プレビューパネルから再生をクリックするとこのようなアニメーションになります。
エクスプレッションをオフにする


エクスプレッションを入力するとエクスプレッションプロパティに「エクスプレッション使用可能」アイコンが表示されるので、こちらからエクスプレッションのオン・オフを切り替える事が出来ます。
エクスプレッションの削除

エクスプレッションを削除するには位置プロパティを選択した状態でメニューバーのアニメーションから「エクスプレッションを削除」を選択するか、キーボードのAltキーを押しながらストップウォッチボタンをクリックするとエクスプレッションを削除できます。
「エクスプレッション」を他のプロパティと連携する
次にエクスプレッションを他のプロパティと連携する方法について説明します!
素材の配置

タイムラインパネルに背景とイラストの素材を配置します。
背景に「ブラー(ガウス)」エフェクトを適用

背景のレイヤーを選択し、エフェクト&プリセットパネルから「ブラー(ガウス)」をドラッグ&ドロップで適用します。


ブラープロパティにエクスプレッションを追加

背景レイヤーのブラープロパティを選択した状態でエクスプレッションを追加します。
イラストの「不透明度」プロパティにエクスプレッションを追加
次にイラストレイヤーを選択してキーボードのTキーを押して「不透明度」プロパティだけ表示させます。

「不透明度」プロパティを選択した状態でエクスプレッションを追加します。

スクリプトを記入するテキストボックスに「random(70,100)」と記入するとイラストレイヤーの不透明度プロパティの値をランダムに変化させる事ができます。
エフェクトのプロパティを連携する

二つのエフェクトのプロパティを連携させるには背景レイヤーのブラープロパティに追加したエクスプレッションのピックウィップをドラッグしてイラストレイヤーの不透明度プロパティにドロップします。


すると、このように背景の不透明度とイラストの不透明度が連携して同時に変化します。
これでエクスプレッションの利用についての解説を終わります!

みなさんいかがでしたか?
今日の解説は理解できましたか?
それでは、また次回の講義でお会いしましょう!
それじゃあまた!バイバイ!
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